チェロの虫子の日記

40代からのチェロ入門記録です。

チェロの独学について

こんにちは、チェロの虫子です。

 

今日は「チェロの独学について」書いておこうと思います。

 

チェロを弾きたい❗

 

と思っても、近くに教室がなかったり楽器やレッスン代を捻出するのが難しかったり…。

 

色々な事情で安いチェロをネットで買って、独学しちゃお~❗って考えの方、結構いると思います。

私もうっすら考えた事ありますから。

 

でも、ちょっと待った。

 

ネットの安いチェロは調整がかなり必要です。

弦楽器の調整とは…

正しい音を出す為に弦を緩めたり張ったりの微調整から始まり(そのためにチューナーは必須アイテム)、湿度の管理等もあったり、レッスン生も必ずやる調整もありますが…

 

ネットで売ってる安いチェロはその他の大きな調整が必要な事が多い❗

という問題があります。

 

「ネットで買った、チェロ、バラバラ」で検索してみましょう。

 

⬇️だいたいこんな感じです。

 

3万円でネットで買ったチェロ✨

宅配で届いた箱をワクワクしながら開けると、チェロ本体、弦、駒がバラバラの状態で届きました。

「❔❔❔」わけわからん。

 

チェロビギナーが「チェロの中心に駒を立てて、弦を正しく張る」なんて至難の技なんですよ。(というか、ムリ)

 

おまけに魂柱(こんちゅう)がチェロの中で倒れてるー❗っていう記事も多く…

チェロの魂が倒れてるって事ですよ、それ。

 

結局、どうにもならず楽器店に持ち込み調整してもらった。

調整代がチェロの値段と同じかそれ以上だった…。

 

です。ハイ。

 

これは悲しいですよね。

 

なので初心者1人でがチェロを買う場合、楽器店で売っている最安ランクの物を試してみるのが安全かな❔と思います。

 

その場合、店頭で店員さんと相談しながら買う事。

それが無理なら、電話やメールでやり取りしてから買う。

 

独学について

 

チェロの独学は、出来ない事はないと思います。

楽譜を買ってきてその通り弾けば音は出ますし、今はYouTubeでもレッスン動画がたくさん見られますから。

指の位置を覚えて

楽譜の読み方を覚えて

弓の動かし方を覚えて

「キラキラ星」の音を出すのはたぶん1ヶ月かからず出来ると思います。

 

ただ、「音楽」にはならないです。

 

「キラキラ星」は有名なスズキメソッド

チェロ指導曲集 第1巻の1番はじめに出てくる練習曲です。

 

私も練習しましたが、きれいな音で魅力的なキラキラ星を弾くのはとっても難しいです❗

 

先生が弾くキラキラ星は本当にきれいで、これがプロの弾く音楽なんだな~と感動しました。

 

音楽記号にスラーというのがありますが、チェロの場合スラーは「ひと弓の動きで滑らかに弾く」という事。

曲の音によって、ゆったり弾くスラーとパリっと弾くスラーがあったりします。

そういう細かい表現が、楽譜には書かれていません。

そこを補ってくださるのが先生です。

まさに「かゆい所に手がとどく」。

 

細かいテクニックやその曲の解釈を深める弾き方、「練習曲」を「音楽」にする練習の仕方…さまざまな事を学ばせてくれます。

 

金銭的に厳しいなら、大手音楽教室がやっている夏や冬に1ヶ月だけのお試しレッスン(私の時は5000円でした)だけ受けてみるのはどうでしょう。

やはり生で教えてもらうのは違います。

たったの1ヶ月でも初心者には凄く勉強になると思います。

 

あとはオンラインレッスンも(少々のタイムラグや音の質はありますが)選択肢のひとつかなと思います。

 

とはいえ、奏でて楽しむのが音楽の良いところ。

ネットで安いチェロを買って独学するのも自由です。

チェロを楽しむ人が1人でも増えてくれたら楽しいなぁと思います。